「求める」ということ。

恐喝、脅迫、威嚇、恫喝、たかる、せびる・・・・・・・・・

なるべく避けて通りたい印象を与える単語たちですが、

これらの言葉が完全なるプラスイメージになり得る魔法の場所が存在しているのです。

その地は　〒729-2311            広島県　竹原市　忠海町　大久野島、

別名　うさぎ島。

その名が示す通り、島全体にウサギが９００羽以上生息しており、

３歩進むごとに、

そして、たとえ自転車に乗っても、

そして、そして、暗闇の中でも、

憧れのフワフワ動物たちが、突進してきてくれます。

この島の歴史を遡ると、ナウマンゾウ、村上水軍、そして毒ガス製造工場など、ドキドキするキーワードが並んでおりますが、現在は高度生経済成長期時代のイケイケな開発を色濃く残す、若干残念な印象が随所に見られる、ありきたりな島となっております。

ただ、この地が特別なのは、耳が長くモフモフした生き物によるブランディングが成功した為です。

都会生活や田舎暮らしで疲れたり、曇った心を持った人々が、ウサちゃんたちから終わることのない欲望を突きつけられることを夢見て、世界中からやってきます。

自分たちの好物を、人間から絞り出すことなど、ぴょんぴょん飛び跳ねるよりも簡単なことです。

人間は、ウサちゃんたちが貪欲であればあるほど、心からの幸せを感じてしまいます。

今回のうさぎ島での体験から学んだことは、自分の欲していることを人様に要求する時は、容姿が大変重要な要素であるという、身も蓋もない現実でした。

追記

最後の感想が雑で申し訳ありません。　イギリスのイースター休暇を利用して、日本へ一時帰国しておりまして、実家滞在が２週間を超えました。　年老いた両親の脛を激しく噛み砕きながら、自分のやりたいことをやっている今日この頃ですが、なぜか疲労がピークに達し、うさぎ島での感動をうまく表現できず、歯がゆい思いです。

この島ではウサギと触れ合う以外にも、様々な楽しみ方がありますが、毒ガス工場跡地で見られる落書きの数々も見どころの一つです。

ひなと信明は現在どうなっているのでしょう・・・