ノッティンガムと伝説の森シャーウッド/sherwood-nottingham
今月初めに、また息子の走りでイギリス中部に行って来ました。
いつもは時間がなく、前日夜入りで、翌日走りを観て帰るだけですが、今回は学校が休みの週と重なっていたので、2泊して観光と散策をして来ました。
そして行って来たのは、
ノッティンガム州
ノッティンガムといえば、ロビンフット!
ノッティンガム城、シャーウッドの森、伝説のロビンフットにちなんだ場所が有名ですが、イギリス南部、ロンドンやその近郊に住んでいると、聞いた事はあるけど行った事はない人が多いのでは?
幾度か映画化されたロビンフット伝説は、この街を有名な観光名所にしましたが、そのロビンフットとは?
義賊として知られるイギリスの伝説的英雄で、実在不明な人物です。伝説では13世紀にノッティンガム州に生まれ、シャーウッドの森を拠点に、悪代官やノルマン貴族、聖職者から金品を盗み、貧しい人々に分け与えられたと言われています。
12世紀頃の吟遊詩人に謳われたのが最初と言われていて、何人かの英雄伝説が統合されて今のロビンフットになったのは19世紀です。
ノッティンガム城 Nottingham Castle
ロビンフットが戦いを挑んだキャッスルロックの上に建つお城のゲートは、12世紀当時の石門ですが、中は17世紀に建てられた男爵の館が博物館、美術館になっています。
お城の下には、洞窟や地下トンネルがあり、ガイド付きで地下迷路を探検出来るそうです。
今回は、学校の休みの週、しかもハロウィン🎃の期間で、城内は予約済みの人しか入れませんでした。
私たちは外から眺めるだけの予定だったので良かったのですが、城内に入りたい場合は、前もってイベントなどがないか確認して下さいね。
Ye Olde Trip to Jerusalem
ザ・オールド・トリップ・トゥ・エルサレムは、イングランドの最古のインといわれていて、少なくとも11世紀には醸造所があったそう。
Ye は冠詞で、1500 〜1600年代に使われていて、今はそれが the になっています。
ノッティンガム城に隣接しているので、ぜひここで一息ついて下さい。
セントメアリー教会 St Mary’s Church
15世紀に建てられた、ゴシック建築で、ロビンフットと乙女マリアンが結婚した場所と言われています。
中のステンドガラスが綺麗です。
ウォラトンパークパークWollaton Park
ノッティンガムの人々の憩いの公園で、丘の上にある屋敷、ウォラトンホールは、知る人ぞ知る映画バットマンの撮影場所でもあるのです。
実は息子が2度ほどクロスカントリーで走った場所ですが、その時は私は知らなかったので、ただ綺麗な公園だ、雰囲気のある屋敷だなーくらいにしか思っていませんでした。
その時は3月のまだ寒い時期でしたが、一年を通して散策や景色を楽しめるようです。
上2つの屋敷の写真は私が3月に撮った写真で、他の紅葉とクリスマスイルミネーションの写真は、私の友達から拝借。
実はここは紅葉と雪景色が綺麗で、特に秋の散策には良いそうですが、今年は11月に入ってもまだ通常より気温が高いので、紅葉には少し早いと聞いていたので、今回は行きませんでした。
Eastwood Hill Hotel
今回2泊するホテルです。
学校が休みの時期でしたが、ベストシーズンの夏よりお得に泊まる事が出来ました。
こちらは、ノッティンガム市内から車で30分弱のホテルですが、時はすでに11月初め、5時前には日が沈むので、やはり施設が充実している宿泊先にして良かったです。
犬ウェルカムのホテルです。
さすがにレストランには一緒に入れませんが、バーがあり、そちらはOK。コース料理意外の食事も可能です。
前回紹介した、世界遺産のアイアンブリッジに行った時に泊まった時のように、チェックインしたら、プールでひと泳ぎ、サウナと冷水を数回繰り返してジャグジーでまったり。
子供も大人と同伴で夜6時半まで泳げます。
スパでマッサージなど以外は、ジム、プール、サウナ、ジャグジー利用は宿泊料金に含まれています。
施設利用後、隣にあるゲームルームで、卓球とビリヤード。
卓球、ビリヤードも利用も宿泊費に含まれています
シャーウッドの森 Sherwood Forest
国立自然保護区にもなっている、ノッティンガム郊外に広がる美しい森。
ロビンフットとその仲間達が身を潜めていたといわれる伝説の森。
Major Oak tree
そう、この木、この有名なメジャーオークの木を見るために、わざわざここに来る人も多いのです。
約800年前からここにあるそうで、枝が折れない様に、支え棒で支えられています。
立派に聳え立つ木を見ていると、足から力が湧いてくる気がしました。
時間と体力に合わせて、散策コースを選べます。
途中、ロビンフットにちなんでか、アーチェリーと斧投げを体験する場所がありました。
隣接するビジターセンターには、小さいのですが1階にカフェあり、お土産の種類は豊富。
ロビンフットや中世の服、ドレスなどがありましたが、息子はティーンエイジャーなので、あまり乗り気ではない。ちなみに大人サイズも有!
自分で勝手に選んで勝手に写真が撮れます。
小さいお子さんは喜ぶかも?無料です!
次の日は走りがあるので、日が暮れる前に戻り、またホテルでくつろぎました。
ノッティンガムは、在英20年以上の私でも、息子の走りがなければ行った事はありませんでしたが、ロビンフットだけではなく、素敵な公園、中世のお城やビクトリア様式の運河沿いの煉瓦の倉庫外もあり、ちょっとした市内散策が楽しめます。
イギリスの中間地点にあるので、南北から北や南に旅行に行く中間地点の休憩場所にしても良いですね。
これから寒く暗い冬になりますが、お天気の良い日は、心身共にリフレッシュ出来る、公園や森林散策をお勧めします。
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